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宗教法人智恩寺

住所:京都府宮津市字文珠466
TEL:0772-22-2553
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文化財紹介

 

 

智恩寺めぐり
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【50番】 和歌短冊
一帖 紙本墨書 38.6×126.0cm 桃山時代(慶長4年・1599)

慶長4年(1599)6月23日烏丸光広らが丹後の細川藤孝のもとを訪れ、船で宮津を発ち橋立見物をした際に、智恩寺で当座の和歌を詠み合ったものです。

すゝしやと与佐のミなとによる舟の
たよりうれしき松かせのこえ
(本願寺光)光

きみとはゝみすはしらしとこたえまし
ことの葉もなきあまの橋立
(烏丸光広)光広

さそハるゝ友にひかれてけふハまつ
都とそおもふあまのはしたて
(中院通勝)素然

たよりあれハまたれし雲の上人も
けふふミそむる天の橋たて
(細川藤孝)玄旨

涼しさハ松に音して橋立の
うちとをかよふ奥津しら風
(松下)久慶

沖津風まつにやとりて涼しさや
うちともわかぬ天の橋立
之昌

わすれすハいく野の道の遠くとも
又もふみゝよあまの橋たて
(細川)忠隆

慶長四年六月廿三日 当座

(証詞)
「此当座和歌無疑者也
今一見之次加證詞而己
正徳第三後秋上旬
(中院)
時進(花押)
此一帖和歌無疑旨中院亜槐
被加證詞 、尤為佳珎者乎
正徳三年秋   蘭台(花押)」